ハンズオンJavaScript あんどうやすし (著)、オライリー・ジャパン 知識の更新、入門していつの間にか中級者、上級者に
今日読んだ本、ハンズオンJavaScript (あんどうやすし(著)、オライリー・ジャパン)の感想。
今まで読んだオライリー社の本は、洋書、邦訳本、和書のいずれも面白かった、参考になった本が多いから、せっかくだし本著も読んでみることに。あと、最近JavaScriptを中心に書くことがなかったから、その復習にもなればいいなぁという期待も。
これまでのオライリー社のJavaScriptの本といえばJavaScript: Master the World’s Most-used Programming Languageが原著なJavaScript 第6版とJavaScriptリファレンス 第6版、ただし第7版の邦訳はまだみたい、そしてこれらの前に、あるいはこれらと並行して初めてのJavaScript 第3版(原著はLearning JavaScript: JavaScript Essentials for Modern Application Development)で入門するって感じだけど、本著は別の著者の全く新しい本だった。内容は「JavaScript」と「初めてのJavaScript」の2冊を足して2で割った、あるいは「JavaScriptリファレンス」も加えて3で割ったような感じ。
「JavaScript」と「JavaScriptリファレンス」と似ていると思ったのは、取り扱っている範囲。仕様で新しく追加された機能等も含み、十分に網羅されていた。
「初めてのJavaScript」っぽいところは、全体の構成。実際に手を動かしながら身につけていくといった感じなところ。「JavaScript」や「JavaScriptリファレンス」はそれと比べるとESの仕様の一覧とその解説という割合が多い印象だったから。
なので、1冊で「JavaScript」と「JavaScriptリファレンス」の範囲を「初めてのJavaScript」のように実際に手を動かして、理解しながら、身につけながら進めていけるので、この意味ではより良い一冊になるかも。ただ、まだじっくりと詳細まで読み込んだり、両者を比較したわけではないから、本著に記述がなくて「JavaScript」、特にその原著と「JavaScriptリファレンス」に記述がある項目、仕様とかもあるかも。
他に本著で嬉しかったのは、著者が日本語で書いていて、翻訳された本ではないというところ。著者の意図がそのまま真っ直ぐに感じ取れるし、今後、もし本著の続編、第2版、第3版が出版され続けてくれるとしたら、邦訳書のように原著の発売日から遅れるということがないから。
ということで、まずは最初から最後までさっと読み終えたし、次は本文のコードを自分自身で手を動かして書いて試してみたり、練習問題を取り組んでみたりして、新たに追加されたJavaScriptの便利な機能を使えるようになったり、その理由や考え方も同時に身につけていくことができればいいなぁと思った今日この頃。