本についてのブログ

基準値のからくり (ブルーバックス) 村上 道夫 (著)、永井 孝志(著)、小野 恭子(著)、岸本 充生 (著)、講談社 その決め方、過程 新型コロナウィルスの様々な基準値を見聞きする今

今日読んだ本、基準値のからくり (ブルーバックス) (村上 道夫(著)、永井 孝志(著)、小野 恭子(著)、岸本 充生(著)、講談社)の感想。

著者が4人もいるから本著を読んでみることに。それだけ幅広い分野の基準値について知ることができそうだし。

内容は期待通り、様々な基準値の決め方、過程などの話があった。 身近なこと、あるいはなんとなくではあるもののどうやって決めているか想像できそうな賞味期限などの話とか、ニュース等で見聞きはしたりするけど、どうやって決めているのか分からないような大気汚染の基準値の決め方など。

その幅広さのおかげで、基準値の決め方やその過程などを知ることができたのはもちろん興味深かったし、今まで知らなかった基準値そのもののことを知るきっかけにもなってよかった。

また、今の時期の読むのに最適な一冊でもあった。というのも、新型コロナウィルスの流行で、ソーシャルディスタンスとかの距離、マスクの着用の有無、症状の有無や入院や自宅療養などの日数など、色々な基準値をニュース等で見聞きしたり、あるいは実際に感染した人は直接聞いたり実践したりしてる時期でもあるだろうから。

本著は2014年6月20日発売の本だから、もちろん新型コロナウィルス自体や、その基準値についての話があるわけではないけど、色々な基準値について知っていれば、こういう風に決まってるのかなと考えてみたりできるし。また、実際に新型コロナウィルスに関連する基準値についてなんでその直なのかなぁと気になって調べようとしたときに、何から調べればいいのか分からない場合は、いい手がかりにもなりそうだし。感染のみに関しては、本著にはインフルエンザについての話があった。

ということで、本著により基準値の決まり方を知れたことや知らなかった基準値を知ることができたのも良かったし、新型コロナウィルスが流行っていて、たまたまではあるものの、いつもより基準値に触れる機会が多い今の時期に本著を読むことができて良かった今日この頃。