本についてのブログ

情報数学の基礎(第2版):例からはじめてよくわかる 幸谷 智紀(著)、國持 良行(著)、森北出版 定義、定理、命題とその証明

今日読んだ本、情報数学の基礎(第2版):例からはじめてよくわかる (幸谷 智紀(著)、國持 良行(著)、森北出版)の感想。

数学は好みだけど、情報はそれと比べたらそんなにだから、情報と数学の関係を知ることにより情報について知ることができればいいと思って入手。基礎ということで気軽に読めそうなのと、既知な数学の復習、また、情報という側面から数学を眺めたり、数学が役立っていることをしれたらいいなぁということも期待。

今まで読んだ本と比べてみると、情報系のための離散数学 (猪股 俊光 (著)、南野 謙一 (著)、共立出版)と出てくる数学の分野が似てた。本著は離散数学とは書名にないけど、どちらも情報ということが共通してるから当然と言えば当然だけど。

ただ、分野は被ってるところが多かった印象だけど、内容に関して全然違う部分があった。情報系のための離散数学は、定義や性質のみなのに対して、本著は一般的な数学の本みたいに、定義、定理、命題だけではなくその証明まで記述があった。なので、とにかく情報で使う数学を手っ取り早く知りたいという人は情報系のための離散数学を、情報に関連する数学を使うだけではなく、その数学の内容もしっかりと証明しながら知りたいという人は本著を選択するというのが良さそう。

ということで、今は情報系のための離散数学の問題をのんびりと進めてる最中だから、それが終わったら、あるいはそこに出てくる性質の厳密な証明等を知りたくなったら本著も並行して読んだりして、その後、本著の問題ものんびりと取り組みながら、情報のための数学の基礎を身につけたり、既知なことを復習したり、より理解を深めることができればいいなぁと思った今日この頃。