入門Haskellプログラミング Will Kurt (著)、株式会社クイープ(監修、翻訳)、翔泳社 知識の更新、関数型プログラミング、他のプログラミング言語との比較
今日読んだ本、入門Haskellプログラミング (Will Kurt(著)、株式会社クイープ(監修、翻訳)、翔泳社)の感想。
Haskell をしばらく触ってなかったから、基礎から復習したり、新しい文法とかがあったらそれを身につけたいなぁと思って本著を読んでみることに。いろいろなHaskellの入門書がある中で本著を選択したのは、以前に読んだ入門Goプログラミングが分かりやすかったし読みやすかったから。
最初から最後まで読んで、基礎的なことの解説が十分あるのはもちろんのこと、それだけではなく実践に使えそうなことまで入門書としては広範囲で充実した内容だなぁという印象。手に取ると分厚いけど、ただ分厚いだけ、冗長なだけということはなく十分満足できる内容だった。
他の分厚い理由としては、Haskellに入門するというだけではなく、Haskellと共に関数型プログラミングについても学ぶことができるから。なので、Haskellではなく関数型プログラミングの概念や用語、利点などを学びたい人にとっても最適な一冊。
また、他のHaskellの入門書と違う本著の特徴は、他のさまざまなプログラミング言語、JavaScript、Python、Ruby、C、F#、C#、Javaなどが登場してHaskellとの比較などの記述があるということ。特に最初の方に記述が多かった。なので、Haskellからプログラミングに入門する人だけではなく、上記にあげた他の言語を既に知っているという人にとっては、より理解が深まる、また、取り組みやすい一冊。
ということで、色々感想を書いたものの、まだ最初から最後まで目を通しただけで、じっくり読んだり演習問題を取り組んだわけではないから、これからちょっとずつ演習問題を取り組んだりしながら、Haskellをしっかり復習できたり、新しいことを身につけたり、Haskellや関数型プログラミングの理解を深め、さらにはそれを活用していけたらいいなぁと思った今日この頃。